建てる前に知っておきたい!狭小住宅の選び方と階段の考え方


狭小住宅を建てるメーカーの選び方

どんな住宅を建てる場合も、住宅メーカー選びは大切ですが、特に狭小住宅建設の場合は、狭小住宅の知識や経験が豊富なところに依頼した方がよいでしょう。また、設備の質にも着目して探すのもよい方法です。注文住宅などの場合、メーカーによって標準設備のグレードが異なり、グレードアップすると予算からかけ離れる可能性があるからです。

担当者や営業マンとの相性の良さも大切にしたい要素です。コミュニケーションがとりやすい担当者であれば、こちらの意図も伝わりやすくなり、完成時の満足度が高くなる傾向があります。狭小住宅の場合、アフターサービスの充実度も重視して選ぶとよいでしょう。住宅の質をよく理解しているメーカーにアフターフォローまでしてもらえれば、長期にわたり、快適に住むことができるはずです。

狭小住宅の階段は綿密な設計が必要

狭小住宅を建設する場合は特に、限られた空間の中で快適に過ごせる工夫が大切になりますが、そのポイントとなるのが、階段です。階段は本来、住まいの上下階を結ぶルートですが、狭小住宅の場合は、光や風の通り道の役割も持たせたいものです。階段の側面をスケルトン状にすると、光が入りやすくなります。最低でも1坪が必要となる階段スペースは、収納として利用することも考えましょう。例えば、階段をらせん状にし、その周りに収納棚を巻き付けるような形で配置することで、図書館のような書棚を作った方もいます。階段下の段差一段一段に収納を施すケースもよく見られます。

マイホームが欲しいけれど、狭い土地しか手に入らなそうという場合、狭小住宅を建てることで快適に過ごすことができるパターンがあります。